2013/01/11

ネット選挙解禁とその中身

このブログサイトで、国会議員のホームページ(HP)、ブログ、Twitterなどのデータベースを公開したが、データベースを作成する過程で、全員のHPやブログに目を通した。その経験から、①HPとブログの重要性、及び ②国会議員の定員と質についてコメントしたい。(データベースはここ



1.HPとブログの重要性

立候補者を選ぶ基準は、政党と人物だ。昨年末の衆議院議員の投票率は59.32%だったが[1]、投票にいかなかった大部分は、支持政党がなく、立候補者を個人的に知らない人々である。たとえ立候補者を個人的に知らなくとも、HPやブログなど読んで人柄や考え方を理解して「サポーター」になったら、必ず投票に行くはずだ。その意味で、HPやブログは重要な道具になる。通勤途中に数秒見聞きするだけの街頭演説や、名前を連呼するだけの選挙カーでは不十分だ。国会議員のHPとブログには、経歴や活動報告は書いてあるが、人柄や考え方が分からるものは稀である。改善することで「サポーター」を増やせるはずだ。


2.国会議員の定員と質

国会議員のリストを作成し、また、彼らのプロフィールをみて、2つの印象を受けた。
①議員定数は722人(衆議院480人、参議院242人)だが、その多さを実感した。本当にこれだけの人数が必要なのだろうか?
②国会議員には国際的な見地から日本の方向性を考えて欲しいが、プロフィールをみて、国際的な問題に対処できるか不安になった。国会議員ではなく、県議会議員に適した人が多いのではないだろうか?



ネット選挙が解禁される動きがあるが、是非とも解禁して欲しい。そして、個々の国会議員や立候補者が、原発問題、TPP、教育、防衛、雇用確保、増税などの個々の問題についてどのような考えを持っているのかが判るような、質の高いHPやブログを作成してもらいたい。

(参考文献)
[1]平成24年12月16日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報結果


追記(2013/2/9)


ネット選挙でTwitterなりすましを防ぐ方法:
①現在約300人の国会議員がTwitterを使っているが、一部の議員は自分のHPとブログに明確に書いていない。改めるべき。
②Yahooリアルタイムで常に自分の名前をチェックすること。


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